「不動産投資の初期費用、少しでも安く抑えたい…」
「仲介手数料って、規定通り払うしかないの?」
こんにちは、サラリーマン大家のヒロリンゴです。
物件購入時に重くのしかかるのが「仲介手数料」ですよね。4,000万円の物件なら、正規手数料は約140万円。これが「ボディブロー」のように効いてきます。
結論から言いましょう。仲介手数料の値引きは、可能です。
ただし、大手の不動産会社相手ではまず無理でしょう。今回は、私が実際に「手数料無料(※自主的に30万円お支払いしました)」を勝ち取った、泥臭くも再現性のある戦略をお話しします。戦略といっては語弊がありますが、私が大切にしている不動産会社さんとの付き合い方です。
1. なぜ「大手」ではなく「個人経営」なのか?
大手の不動産会社は、社内規定がガチガチに固まっています。担当者が「安くしてあげたい」と思っても、上司や会社の決まりで動かせないのが現実です。
狙い目は、「人数少なめの不動産会社」、できれば「一人経営の社長」です。
彼らは自分の裁量で全てを決められます。ルールではなく「感情」や「信頼関係」でビジネスが動く世界です。
2. 「飲みニケーション」が最強の投資になる
私はお世話になっている不動産業者の社長さんと、たまに飲みに行きます。
もちろん、最初から「値引いてくれ」なんて野暮なことは言いません。まずは徹底的に仲良くなり、信頼関係を築くことが先決です。もちろん、僕も社長さんの生きざまも知っておきたいし、その飲みの席で色々とご本人さんの本心も、志もしることができるからです。
お酒の席で、ポロッと「実は仲介手数料がボディブローのように資金繰りに効いてくるんですよね…」と相談ベースで話す程度に留めます。しつこく言う必要はありません。「この人と長く付き合いたい」と思ってもらうことが重要です。
3. 【実録】4,500万円の物件で「手数料無料」の衝撃
そんな関係を続けていたある時、4,500万円の物件の仲介をお願いしました。
その案件は、運良く「両手案件」だったのです。
※両手案件とは?
不動産会社が「売主」と「買主」の両方から仲介手数料をもらえるケースのことです。片方からしか貰えない「片手」に比べて、業者の利益が2倍になるため、交渉の余地が大きく生まれます。
すると社長は、さらっとこう言い放ちました。
「ヒロリンゴさん、今回の手数料は無料でいいよ」
「はい!?」「なんですと!?」
140万円近い手数料がゼロ。正直、耳を疑いました。ですが、いくらなんでも無料は失礼です。感謝の気持ちを込めて、私から「30万円+消費税」をお支払いさせていただきました。
これこそが、信頼関係が生んだ「Win-Win」の結果です。
4. 知っておくべき仲介手数料の「上限」と「法改正」
ここで、基本的なルールをおさらいしておきましょう。2024年7月より、低廉な空き家等の売買における手数料上限が引き上げられました。
| 物件価格 | 仲介手数料の上限(従来) | 2024年7月以降の新ルール |
| 800万円以下の物件 | 代金の4%+2万円など | 一律 30万円(+消費税)まで受領可能に |
| 800万円超の物件 | (売買価格 × 3% + 6万円)+ 消費税 | 従来通り(上記計算式) |
※以前は「400万円以下」が対象でしたが、現在は「800万円以下」に拡大されています。地方の築古物件を狙う大家さんにとっては、支払う手数料が増える可能性があるため、より「値引き交渉(関係性作り)」が重要になってきます。
最後に:手数料交渉は「相手への敬意」から
手数料を削ることばかり考えると、良い物件情報は回ってこなくなります。
大切なのは、「社長、いつもありがとう。でも実はここが苦しいんだ」と本音で話せる関係を作ることです。
これから1棟目を目指す方は、まずは信頼できる「地場の社長」を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか?


