こんにちは、サラリーマン大家のヒロリンゴです。
最近、よく広告で見かける「リースバック」。
リースバックは「売主が住み続けられる」という人情味あふれるサービスに見えますが、どれも高利回りの物件が多く、条件も買う側がとても有利に見えて買い取る側の運営会社や投資家にとっては、極めて合理的な「高利回りの不動産収益物件」にしかみえません。
なので、買う側の視点からは、話がうますぎて、世の中を常に斜め視点からみる僕にとっては、怪しくてたまらず、ポータルサイトなんかで発見しても購入にまでには至っていません。。。。
1. 「買う側」にとってのメリット・デメリット
【買う側のメリット】
- 客付け不要の即時収益: 既に居住者がいるため、購入した翌月から家賃収入が入ります。
- 退去リスクの極小化: 前の持ち主は「住み慣れた家」という強い愛着があるため、退去しにくく、長期間の賃料が見込めます。
- 固定資産税・管理費の転嫁: 特約により、固定資産税相当額や管理費をすべて賃料に上乗せして徴収できます。
- 建物管理が「入居者任せ」で済む: リースバック特約により、修繕費は基本的にすべて借主負担です。
【買う側のデメリット・リスク】
- 家賃滞納リスク: 前オーナーの経済状況が悪化すれば、最大の収益源である家賃がストップします。
- 法的手続きの難航: 万が一の強制退去(明け渡し)には、民事訴訟が必要です。前オーナーが「買い戻し特約」などを盾に居座るリスクを警戒し、買う側は非常に厳しい審査を行います。
- 「孤独死」: リースバックの対象には高齢者が多く含まれます。もし賃借人が室内で亡くなれば、「心理的瑕疵物件」となり、資産価値が著しく低下します。また、遺品整理や原状回復費用、空室期間の損失といった「予期せぬコスト」が全て買う側にのしかかります。
- 法的手続きの遅延: 孤独死が発生した場合、相続人が判明しなければ法的な明け渡し手続き(占有解除)に半年以上の時間を要することもあり、この期間の家賃収入は完全に途絶えます。
2. 「売る側」と「買う側」の損得シミュレーション
【売る側のメリット】
1.即時の現金化: 通常の不動産仲介のように数ヶ月待つ必要はなく、最短数日でまとまった現金が手に入ります。住宅ローンの返済や急な資金需要には最強の解決策となります。
2.愛着のある住居への残留: 慣れ親しんだ自宅から引っ越す必要がないため、精神的・身体的なストレスを最小限に抑えられます。高齢者や、子供の転校を避けたい家庭には非常に魅力的です。
3.住居コストの固定化・単純化: 不動産所有に伴う「固定資産税の支払い」「火災保険の更新」「突発的な修繕」などの煩雑な支出から解放されます。家賃として一元管理されるため、家計の先行きが見えやすくなります。
4.将来的な「住み替え」の自由度: いざとなれば賃貸借契約を解約して引っ越せばよいため、所有している時よりも「住まいを変える」という選択肢が柔軟になります。
【売る側のデメリット・リスク】
- 資産価値の大幅な目減り: 市場相場よりも2~3割安く買い叩かれるのが一般的です。「スピード」という価値を売るためのコストですが、長期的には大きな損失なはずです。
- 家賃負担の増大(利回りの逆転): 売却益を得る代わりに、相場より高い「割高な家賃」を永続的に払い続けることになります。トータルで計算すると、所有していた方が安かったというケースがほとんどだと思います。
- 「買い戻し」という高いハードル: 多くの契約には買い戻しの権利が設定されますが、その価格は売却時よりも高く設定されます。さらに、一度所有権を渡した物件を取り戻すための登記や税金も全て自己負担です。
- 退去リスク(定期借家契約の罠): 契約形態が「定期借家契約」の場合、契約満了とともに強制的に退去しなければなりません。最悪の場合、高齢になってから住み慣れた家を追い出され、新たな賃貸先を探さなければならないリスクを孕んでいます。
- 「自宅の権限」の消失: 自分の家であっても所有権は運営会社や買主にあるため、リフォームや間取り変更は自由に行えません。もし違反すれば、即刻退去を求められることもあります。
💡 ヒロリンゴからの視点:この対比から見える「真実」
こうして並べてみると一目瞭然ですが、リースバックは「売る側」が持っていた『不動産の潜在的な利益(値上がり益や所有メリット)』を、「買う側」へ完全に移転させる契約です。
売る側は「住み続ける安心」という短期的なメリットを得る代わりに、買う側が負う「空室リスク」や「修繕リスク」を、高い家賃という形で永続的に肩代わりしているのだと思います。
結論的には、「リースバック」物件購入は、なんか買う側にとってはメリットが多くて怪しいな~とは思いつつも、不動産収入の柱として購入してみるのも良いのかなと考えたところです。もし、そのような機会があれば、また本記事にて深堀り掲載したいと考えています!
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