地方で不動産事業を営む僕たちにとって、物件確認や資材運搬に「車」は欠かせない相棒です。 でも、その相棒選び一つで、払う税金が数百万円単位で変わるとしたら……?
こんにちは、ヒロリンゴです。 今回は、利益が出始めた大家さんが必ずぶつかる「車の経費化」について。 最強の節税術「4年落ち中古車の一括償却」と、管理が楽な「カーリース」、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します!
■ 1. 新車は「6年」かけてゆっくり償却
新車で購入した場合、普通自動車の法定耐用年数は「6年」です。 300万円の新車を買っても、1年目に経費にできるのは(定額法なら)わずか50万円。 「利益を今すぐ圧縮したい!」という時には、少しスピード感が足りませんよね。
■ 2. 節税の王道「4年落ち中古車」の爆発力
中古車の耐用年数計算には面白いルールがあります。
計算式:(法定耐用年数 − 経過年数) + 経過年数 × 20%
4年(48ヶ月)経過した中古車をこの式に当てはめると、耐用年数はちょうど「2年」になります。 ここがポイント!「定率法」を採用すると、耐用年数2年の資産は初年度に100%償却が可能(※1年まるまる保有した場合)になるんです。
つまり、500万円の4年落ちベンツやアルファードを期首に買えば、その年の利益から一気に500万円を差し引ける……。これ、売却益が出た年などには最高の武器になります。
■ 3. 落とし穴!「購入時期」を間違えると節税にならない
減価償却は「月割り」です。 節税したいからと決算の最終月に駆け込みで購入しても、経費にできるのは「1/12ヶ月分」だけ。
- 個人事業主なら「1月」
- 法人なら「期首(事業年度の初っ端)」 に購入・納車を完了させるのが、一括償却を狙う鉄則です。
■ 4. 「カーリース」は事務管理の救世主
一方で、僕の周りにも「カーリース派」は意外と多いです。
- 全額経費: 毎月の支払いがそのままシンプルに経費。
- 事務負担ゼロ: 税金、保険、車検の手続きをリース会社に丸投げ。
- 資金繰りが安定: まとまったキャッシュアウトがないので、次の物件購入用の手元資金を温存できる。
■ まとめ:ヒロリンゴ的「選び方」の基準
- 中古車購入: 物件売却などで大きな利益が出た年。一気に税金をコントロールしたい時。
- カーリース: 毎月の収支を安定させたい、事務作業に時間を取られたくない時。
今のあなたの物件経営、どちらの相棒がふさわしいですか?
ヒロリンゴ流・深掘り豆知識
- 「3年10ヶ月」の魔法: 実は、厳密に言うと「3年10ヶ月」経過した中古車から耐用年数が2年になります。中古車サイトで「4年落ち」を探す際は、初度登録年月をしっかりチェックしましょう。1ヶ月の差で償却期間が変わる、まさに不動産投資と同じ「緻密な計算」が勝負を分けます。
- 家事按分(かじあんぶん)の注意点: サラリーマン大家さんの場合、車を「100%仕事用」とするのは税務署から突っ込まれやすいポイントです。走行距離の記録をつけたり、物件巡回の頻度を明確にするなど、「これは事業に必要な車だ」と言い切れる証拠を残しておくのがヒロリンゴ流の守りです。

まとめ
以上、中古車購入、カーリースの節税について書いてきましたが、それぞれのシチュエーションによるのではないかなと思います。なんとなくですが、翌年の利益が大きくでそうで、利益を圧縮したい人は中古車購入で一括償却、色々と面倒くさい作業を簡素化したい人はカーリースという感じになるのでしょうか。


