不動産投資の世界に足を踏み入れると、必ず出会うラスボス……それが「減価償却(げんかしょうきゃく)」です。
「難しそうだから税理士さん任せでいいや」……はい、その思考、今すぐ損益通算して消し去ってください!笑
減価償却を理解していないのは、物件の利回りを計算せずに買うのと同じくらい危険です。
なぜなら、減価償却は「お金は出ていかないのに、経費として計上できる」という、僕たちサラリーマン大家にとって最強の武器だからです。この記事を読み終わる頃には、あなたも自分の物件の節税額を暗算できるようになりますよ!
1. 減価償却は「経年劣化をコストに変える」錬金術
簡単に言うと、数千万円する物件を「買った年に一括で経費」にするのではなく、「法律で決まった年数に分けて、毎年少しずつ経費にする」考え方のことです。
なぜそんなことをするのか?(企業の実情に即した費用計上)
例えば、1億円のRCマンションを買って、その年に1億円全額を経費にしたら、その年は大赤字。でも翌年からは経費ゼロで大黒字……これじゃ経営の実態がわかりませんよね。
「建物は毎年少しずつ古くなるんだから、その分を毎年経費として認めましょう」という、国からの優しい(?)ルールなんです。
- 建物はOK、土地はNG!建物は古くなりますが、土地は100年経っても土地のまま。だから土地は減価償却できません。ここ、テストに出ますよ!笑
2. 減価償却費を左右する「耐用年数」の壁
不動産投資のスピード感を決めるのが、この「耐用年数(たいようねんすう)」です。
構造別・法定耐用年数(新築の場合)
- RC(鉄筋コンクリート)造: 47年
- 重量鉄骨造: 34年
- 木造: 22年
「新築RCは47年も経費にできるんだ、ラッキー!」と思うかもしれませんが、中古物件を狙う僕たちには別の計算式があります。
【ヒロリンゴ流】中古物件の償却期間計算
中古物件の場合、以下の計算で「あと何年経費にできるか」を出します。
- 法定耐用年数の一部を経過している場合
(法定耐用年数 – 築年数) + 築年数 ×20%
例:築15年のRC物件なら(47 – 15) + 15 × 0.2 = 35年 - 法定耐用年数を使い切っている場合(築古狙いの真骨頂!)
法定耐用年数 ×20%
例:築25年の木造アパートなら22× 0.2 = 4.4 ⇒ 4年(端数切り捨て)
「木造築古なら、たった4年で建物価格を全額経費にできる」……このスピード感が、爆発的な節税(損益通算)を生むんです。
3. 減価償却を制する者は「税金」をコントロールする
減価償却の最大の魅力は、なんといっても「損益通算(そんえきつうさん)」です。
① 実際に「現金」を増やす効果
不動産所得が「帳簿上」赤字になれば、それを僕たちの「給与所得」から差し引くことができます。
- 給与で払った所得税が還付される!
- 翌年の住民税が安くなる!まさに、お国から「不動産事業、頑張ってるね」とボーナスをもらうようなものです。
② 課税の繰り延べ(出口戦略を忘れずに)
ただし、一つだけ注意点。減価償却は結局「税金の先送り」でもあります。
減価償却した分、物件の「帳簿上の価値」は下がっていくので、売却した時に「売却益(譲渡益)」が出やすくなります。
でも、「今すぐ使えるキャッシュを増やす」ことは、事業拡大において何よりも重要。
手元の現金を次の物件の頭金に回す……これこそが脱サラへの最短ルートだと思います!
4. さいごに:減価償却は「初期設定」が命!
いかがでしたか?
減価償却費は、物件を買った瞬間に決まってしまい、後から変えることはできません。
「どの構造の物件を、築何年で買うか」は、そのまま「あなたの節税戦略」そのものなんです。
「自分の年収なら、どのくらいの減価償却が必要か?」
これが見えてくると、物件探しがもっと楽しくなりますよ!
次のステップ:もっと深く実録をチェック!
「減価償却の理屈はわかったけど、実際にデッドクロスが来たらどうなるの?」と不安になったあなたへ。僕が実際に体験した「恐怖のデッドクロス実録」も併せて読んでみてくださいね。
▼ヒロリンゴの「血と汗の実録」シリーズ

